平田オリザさん、学長を務める大学の学生は「僕から見るとしっかりしすぎている」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

平田オリザさん、学長を務める大学の学生は「僕から見るとしっかりしすぎている」

LINEで送る

この記事の写真を見る(2枚)

 但馬の魅力を伝えるラジオ番組『平田オリザの舞台は但馬』(ラジオ関西 毎週木曜午後1時~)で、パーソナリティーを務める劇作家・演出家の平田オリザさんが、リスナーから届いたメールを交えながら、近況を語った。

平田オリザさん

 兵庫県豊岡市に芸術文化観光専門職大学が開校して2か月。同大学で学長を務める平田さんは、ニュースや特集番組を目にした人々から届く学生への激励メールに元気づけられているという。

「地域の方々からも『(専門職大学の学生さんは)しっかりしてるね』とよくお声かけいただくんです。僕から見るとしっかりしすぎているというか、もう少しだらしなくてもいいんじゃないかなって(笑)」

 同大学では、秋には地域住民と連携した企画を展開していくとのこと。

◆豊岡で青年団が公演「現在進行形で演出が変わる予定」

 一方、豊岡市の江原河畔劇場では、6月25日~27日に平田さんが主宰する劇団「青年団」の第88回公演『コントロールオフィサー』『百メートル』(2本立て)が上演される。

 数年前に三重県にある劇団のために書き下ろした『コントロールオフィサー』は、水泳オリンピック予選に参加した選手たちのドーピング検査会場で起こる悲喜こもごもを描いた作品。これがニューヨークのプロデューサーの目に留まり、「2020年にオリンピックが日本で開催されるので、こうした日本の作品を探していた。この作品は(上演時間30分と)短いから、もう1本(オリンピックに関連した)作ってくれないか」というオファーが平田さんに舞い込んだ。

 そこで急遽、陸上の予選を舞台に書き上げた作品が『百メートル』。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響でニューヨーク公演は幻のものとなる。「もったいないなあと思って東京で上演したところ好評だったので、ぜひ江原の皆さんにも見ていただこうと。ただ、オリンピックがどうなるかわからないので、現在進行形で演出が変わる予定です」と平田さん。初日と千秋楽を見比べるのも面白いかもしれない。

 番組ではそのほか「但馬各地の名物蕎麦」など、但馬の豊かな食文化の話題でも花が咲いた。


※『ラジコ』では放送後1週間はタイムフリーでの聴取が可能。番組では、平田オリザさんが、ともにパーソナリティーを務める田名部真理さんと、これまでの自身の話しや演劇界への思い、移住拠点となっている兵庫・豊岡、但馬地域について、トークを進めていく。

『平田オリザの舞台は但馬』
放送日時:毎週木曜日 13:00~13:25
放送局:ラジオ関西(AM 558khz / FM 91.1mhz)
パーソナリティー:平田オリザ、田名部真理
メール:oriza@jocr.jp

LINEで送る

平田オリザの舞台は但馬 | ラジオ関西 | 2021/06/10/木 13:00-13:25

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

関連記事