兵庫県が行う新型コロナワクチンの大規模接種の予約が10日、スタートした。西宮市立中央体育館と、姫路市文化コンベンションセンター「アクリエひめじ」の2会場で、21日から接種が始まる。すでに独自の大規模接種会場を2か所に設けている神戸市を除き、県内に住む65歳以上の高齢者が対象。市や町が発行した「接種券」を持っていれば予約できるが、必要となる2回の接種は同一の会場で受ける必要がある。
専用のWEBサイト・はがき、いずれかの方法でで申し込みができる。▼WEB予約では、接種を受ける人が希望の接種会場や日時を指定できるが、▼はがきの場合は接種会場のみを選ぶことができ、日時は県が指定する。はがきのついたパンフレットは県の出先機関や市役所などで入手できる。また、市や町ではファイザー社製のワクチンを使うが、県はモデルナ社製を使用する。西宮市立中央体育館は9月末まで、アクリエひめじは8月末まで開設される予定。段階的に1日最大1,000人の接種を目指す。
10日の受付初日には、WEB予約のみで西宮会場に2,150人、姫路会場に1,038人の計3,118人が申し込みを済ませたという。兵庫県では同日時点で、65歳以上の高齢者の約5人に1人が1回目のワクチン接種を終えている。