「まず、僕たちは『デブ』という言葉をポジティブワードとして扱っています」
そう切り出したのは、2021年4月から珍サービス「デブカリ」をスタートさせた、株式会社Mr.Bliss(ミスターブリス)代表取締役のマイコー横尾社長だ。
◆「デブカリ」とは
体重100kg以上のふくよかな人、いわゆる『デブ』を、1時間2,000円でレンタルできるというサービス。公式サイトには「マジシャンなデブ」「綺麗好きなデブ」「生真面目なデブ」「多趣味な職人デブ」など、ユニークでバラエティ豊かな人材が登録されている。その中から気になる人物をクリックすると、体重や身長、登録エリアの他、相談や引っ越し・食事といった「対応可能ジャンル」なども確認することができる。
マイコー社長によると、レンタル用途は多岐にわたるのだそう。例えば、個人利用の場合は「デブと一緒に大食いしたい」「悩みを相談したい」「太っている人へのプレゼント選びを手伝ってほしい」など。法人利用の場合は「ダイエット企画に100kg超えのデブが欲しい」「映画やドラマの撮影にデブを使いたい」など。なかには、AIを用いたアプリを開発している企業が「体重80kg以上のデータがないため、AI学習のために身体測定を受けてほしい」と、関東エリアに登録しているデブ全員に声をかけたという例もあるそうだ。
◆「デブカリ」の利用方法
個人でデブを借りたい時は、公式サイトの「デブ一覧」からレンタルしたい人物を決定。その後、サイトページ右下にあるアイコンチャット(LINE)から、登録されている人物のSKU(通称:デブ番号)と、利用の用途を送信する。その後、レンタルしたいデブと運営スタッフのいるオープンチャットで、匿名でやりとりをして会う日程と場所を決めれば完了だ。レンタル料金は、当日に現金で先払いとなる。
◆「デブカリ」
【公式サイト】
【公式Instagram】