女子プロ野球が淡路島に残したもの(1)選手たちのいま 大山唯さん | ラジトピ ラジオ関西トピックス

女子プロ野球が淡路島に残したもの(1)選手たちのいま 大山唯さん

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 野球と無縁の生活と思いきや、仲間と作る野球チームに入っている。

「チームの男性からは『ほかの女子とはやっぱり違うな~』って言われます。今まで勝ちにこだわって追い込む野球しか知らなかったので、初めて楽しく野球をやっています。単純にボールを追いかけて、失敗してもドンマイ!って言いながら、とにかく楽しいです」

現在の大山唯さん(写真:本人提供)

 初めて故郷を出て住んだ淡路島について大山さんは「今でも遊びに行っていて、お世話になったパン屋さんとかに顔を出しています。家族みたいに『お帰り』と言われる環境ってすごくいいなと思います。淡路島で(野球ができて)一番良かったと思います」

 かつての仲間とまた野球をやることはないのだろうか。

「今は……ないですね。碇監督(ディオーネ時の碇穂監督、現東海ネクサス監督)からも『一緒に指導者やろうよ』と、声をかけていただいたんですが、今の仕事が楽しくて……」

 かつての仲間に対しては「今は応援したい気持ちの方が大きいです。頑張ってほしい」と語る。そのうえで「女子野球はこれから伸びていく競技。厳しくしなければいけないところ、改善しなければならないところがある。女子野球だからこその魅力を残していかなければならないと思います」。

 好きな野球から離れたものの、離れたからこそ見えてきた野球の楽しさ。大山さんは今も野球とともに生きている。

(次回は、淡路島の思いを愛知で咲かせた元ディオーネ監督の碇穂さん)

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