18日、サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」の東京五輪登録メンバー18人が発表された。そのなかの1人が、A代表で85試合出場14得点と豊富な実績を持つ中盤の要、MF中島依美選手だ。
所属するINAC神戸レオネッサでは2009年からプレーし、澤穂希さんらと数々のタイトル獲得にも貢献。今はキャプテンとしてチームを牽引する立場を担う。INAC神戸応援ラジオ番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(6月14日放送回)では、なでしこ、そして、レオネッサの大黒柱・中島選手のプレーに注目した。
メンバー発表前の国際親善試合では、2試合ともフル出場で勝利に貢献した中島選手。ウクライナ戦では絶妙な右クロスで岩渕選手のボレーシュートを好アシストすれば、コーナーキックでも右足から糸を引くようなピンポイントクロスを配球し、宝田沙織選手のダイレクトボレーにつなげた。また、メキシコ戦の後半、54分には、中島選手の素早いリスタートが3点目を演出した。
その中島選手について、「キックの精度と、首の振り方やワンタッチの入れ方が群を抜いている」と話すのは、『カンピオーネ!レオネッサ!!』番組パーソナリティーで元Jリーガーの近藤岳登。「ボールへの体重の伝え方がうまく、キックにパワーがある。体幹が強いのか、ぶれることが少なく、ずっと首を振りながら、力まず倒れる感じもない」と絶賛するだけでなく、「中田英寿選手(元日本代表)を見ているみたい」と、日本サッカー界のレジェンドの名をあげて、中島選手のプレーのすごさを伝えていた。
一方、番組には、INAC神戸サポーターのリスナーから「9月開幕のWEリーグに向けての一番の敵はケガですね」というメッセージも届いた。その意見に大きくうなずく近藤は、「開幕まで試合がない期間が長いので、心の緊張を保つのが難しい」とコメント。「緊張と緩和のバランスをうまくとってほしい。ルーティーンを変えず、ケアを怠らずに、体のバランスを整えておくことが大切」とアドバイスを送っていた。