◆WEリーグ活性化へ「全試合で仕掛けていく！」
9月12日に開幕するWEリーグは11クラブで始動。12月初旬までにINAC神戸は10試合を行う。「最初から（しっかり準備して）完成した形でシーズンが始まるので、レベルの高い女子サッカーの試合をお見せできると思う。スタートダッシュにつまずいたら終わりという覚悟で、取りこぼしのないように臨みたい。前半戦でまず首位に立てるようにしていきたい」と意気込みを述べる。
また、「選手たちもプロとして覚悟をもって戦うなか、われわれ運営や経営側もプロとしてお客さんに喜んでもらえるよう、勝っても負けても『今日行ってよかった！』と思えるようなスタジアムにしていく。そのための仕掛けを（ホームの）全試合でやっていきたい」と、安本社長。かつてヴィッセル神戸でも様々なアイデアで盛り上げた手腕を、WEリーグやINAC神戸、女子サッカーの活性化にいかすべく、奮闘を続けていく。
なお、INAC神戸のWEリーグ初陣は、ホーム・ノエビアスタジアム神戸での大宮アルディージャVENTUS戦に決まった。INAC神戸で昨シーズンまで主軸を担っていたDF鮫島彩選手、なでしこジャパンGKスタンボー華選手や、長らくチームの顔として活躍したMF仲田歩夢選手が大宮Vに移籍しており、オープニングからいきなり因縁の一戦で幕を開ける。コシノヒロコさんデザインの新ユニフォームを身にまとって初代女王を狙うINAC神戸は、陣頭指揮をとる安本社長とともに、新たな船出を迎える。
