兵庫県は30日、県内で新たに29人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。自治体別では、神戸市=8人、姫路市=3人、尼崎市=8人、西宮市=2人、明石市=3人、県健康福祉事務所管内=5人。感染者の総数は4万921人になった。直近1週間の新規感染者数は、人口10万人当たり2.59人、1日当たりでは20.3人と、いずれも前日(29日)を上回った。
また、県や神戸市は感染患者19人の死亡を発表、総数は1307人になった。19人はいずれも4月もしくは5月に死亡したが、これまで公表されていなかったという。30日午前0時現在で、県内の医療機関などにおける病床使用率は11.8%。このうち重症対応の病床使用率は11.7%となっている。県はまん延防止等重点措置における行動制限の解除基準を独自に設けており、(1)直近1週間平均の新規感染者数が15.6人以下(2)重症病床使用率が20%未満の両方を7日間続けることが条件で、(2)は30日に達成したが、(1)の数値は重点措置適用後、未だ1度も下回っていない。