2021年は、東経135度線が日本標準時子午線に定められてから135年。1886(明治19)年7月13日交付(署名日は7月12日)の「本初子午線経度計算法及標準時ノ件」(明治19年勅令第51号)により、「明治二十一年一月一日ヨリ東経百三十五度ノ子午線ノ時ヲ以テ本邦一般ノ標準時ト定ム」と定められた。
135度線に決まって135年の節目の年を記念して、明石市立天文科学館と山陽電車が7月3日からコラボイベントを開催する。
山陽電車では、135周年記念ロゴで装飾された電車「シゴセンゴー」を7月3日から9月30日まで運行。シゴセンゴー「ブルー」と「レッド」の2編成で、前後1か所にヘッドマークをつけドア横にステッカーを貼るなどして記念の年を盛り上げる。「ブルー」は山陽姫路駅と阪神・阪急の神戸三宮駅の間を1日最大5往復程度、「レッド」は山陽姫路駅と阪神大阪梅田駅の間を1日最大5.5往復程度運行する。
また、「あかし時のまち大使」に就任したシゴセンオーが、7月2日(金)に、駅としては日本で唯一日本標準時子午線が通る、山陽電車・人丸前駅の名誉駅長に就任。シゴセンオーは天文科学館の時計塔が変形するロボットで、時と宇宙を守る「軌道星隊シゴセンジャー」とともに地球の平和を守っている。名誉駅長としてこれから長きに渡り愛されるヒーローになりそうだ。
このほか、山陽電車各駅の自動券売機で、人丸前駅または山陽明石駅までの往復きっぷと天文科学館観覧券・オリジナルグッズ(クリアファイル)引換券がセットになったお得な切符を発売。
明石市内の子午線モニュメント7か所をスマートフォン片手に巡る「デジタルスタンプラリー」も実施され、スタンプを5つ以上集めると、天文科学館で135周年記念ロゴのオリジナル缶バッチがプレゼントされる。