ワクチン供給不足の神戸市、対応に追われる久元市長「8月上旬、段階的な予約再開目指す」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ワクチン供給不足の神戸市、対応に追われる久元市長「8月上旬、段階的な予約再開目指す」

LINEで送る

この記事の写真を見る(1枚)

 神戸市は、米ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンの国からの供給量が大幅に不足するとして、2日から1回目接種の新規の予約受付を停止し、すでに1回目接種を予約済みの約5万人についてキャンセル処理を行うなど、対応に追われている。

 神戸市の久元喜造市長は8日の定例会見で、「7月下旬に国から供給されるワクチンの量や時期が判明次第、8月上旬には1回目接種の予約を段階的に再開したい」との見通しを示した。

久元・神戸市長「8月上旬には1回目接種の予約を段階的に再開したい」(8日午後 神戸市役所)
久元・神戸市長「8月上旬には1回目接種の予約を段階的に再開したい」(8日午後 神戸市役所)

 市は、このままのペースで接種が進めば、7月19日~25日の週に約13万回分のワクチンが不足すると試算。1回目接種を終えた市民が、2回目を受けられない恐れがあった。6日以降に集団接種会場や大規模接種会場で、12日以降に個別接種医療機関などで、いずれも1回目の接種を予約していた約5万人がキャンセルの対象となり、市は直接の電話やダイレクトメールでキャンセルを連絡。65歳以上の高齢者から順次、モデルナ製のワクチンを使う集団接種会場などへ振り替える。

 神戸市では7日時点で、65歳以上の高齢者の1回目接種は82.6%、2回目は47.7%。7月中には大部分の接種が完了する見通し。

LINEで送る

関連記事