サッカーのJリーグは9日、「2021明治安田生命Jリーグ KONAMI月間MVP」の6月度の受賞選手を発表し、J1ではヴィッセル神戸のFW古橋亨梧選手が選ばれた。
古橋選手は、FC岐阜時代の2018年5月度にJ2での月間MVP賞を受賞しているが、J1では初。ヴィッセル神戸の選手でJ1の月間MVP賞を受賞したのは、2016年9月度のレアンドロ選手に次いで2人目となる。
6月に開催されたJ1リーグ戦2試合で4得点を記録した古橋選手。J1第19節の横浜FC戦では、プロ初となるハットトリックも達成した。
古橋選手は「6月の月間MVPに選んでいただきありがとうございます。今回の受賞は僕一人の結果ではなく、チームメイトをはじめ、たくさんの応援やサポートがあったからいただけたと思っております。感謝の気持ちを忘れずプレーヤーとしても人としても愛してもらえる応援してもらえる存在になれるように、これからも努力してピッチで表現できたらと思います。これに満足せず次も選んでいただけるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」と喜びのコメントを発表している。
今回の受賞に際し、原博美委員は「2試合でハットトリックを含む4得点。その全てが美しい。特にイニエスタやサンペールからの引き出す動き・タイミングは完璧。月間ベストゴールになってもおかしくないシュートばかり」と述べれば、ヴィッセルOBでもある播戸竜二委員も「現在得点王! ハットトリックを含む2試合4得点。間違いなしの月間MVP! 裏へ抜け出してのゴールはもちろん、ボックス内での動きや、ミドルシュートもレベルが高く、何より決定力の高さが素晴らしい。このまま取れるだけ取って欲しい!」と絶賛するなど、月間表彰選考委員からも好評が続出している。
古橋選手は今季のJ1で20試合に出場、14得点をマークし、得点ランキング単独トップに立つ活躍で、チームの上位進出を牽引。7日に行われた天皇杯3回戦でも決勝ゴールを決めた。また今年は3月のモンゴル代表戦で日本代表として初得点を決めるなど、国際Aマッチで3ゴールを記録している。