9日午前8時20分ごろ、神戸・須磨沖を航行中のタンカーから「クジラの死骸のようなものが漂流している」と神戸海上保安部へ通報があり、海上保安庁航空機が神戸市須磨沖合約10キロの位置で漂流しているのを確認した。体内にメタンガスがたまり、爆発のおそれがあるとして、神戸海上保安部が付近を航行する船舶に無線で注意を呼び掛けていたが、死骸は11日午後、大阪府堺市内の港湾管理者経由で岸和田市の阪南港にえい航された。
神戸海上保安部によると、クジラとみられる死骸は体長約7メートル、幅約2メートル。腐敗が進み、死後数日が経過しているとみられる。