【レビュー】良くも悪くも「怪獣のバトルのみ」 ウツウツとした気分を吹き飛ばすにはピッタリ『ゴジラVSコング』 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

【レビュー】良くも悪くも「怪獣のバトルのみ」 ウツウツとした気分を吹き飛ばすにはピッタリ『ゴジラVSコング』

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(C)2021 WARNER BROTHERS ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

 突然ゴジラに襲われたアメリカのエイベックス社。なぜゴジラはこの会社を狙って襲ったのか?

 地球の内部に巨大な空洞があり、そこが巨大生物たちの故郷。そこには彼らを支えるエネルギーがあるはず!? それを利用すれば、ゴジラに対抗することができるかもしれないと考える会社の幹部。コングの帰巣本能を使って南極からその地下空洞にアプローチしようと、髑髏島からコングを運び出す作戦……。そして途中の海上で出会ったコングとゴジラ。

 この闘いを皮切りに、何度も激突する彼ら。そして、ネタバレになるので紹介しづらいが、次々と登場する有名怪獣たち。おまけに、渡辺謙が好演した芹沢猪四郎博士の息子役で小栗旬がハリウッドデビューとくれば絶対観たいというファンも多く、日本では公開最初の週末興行ランキングでぶっちぎりの1位を獲得。すでに公開された全世界の累計興行収入も500億円を突破したというモンスター級のヒット作になっている。

 もともと、ゴジラは戦争とか環境破壊とかのメタファーとして登場してきたもので、災害の多い昨今、地球環境について考えるにはいいきっかけになるのかも……などと思いながら観ていたのに、ディテールがあんまり残らず、怪獣のバトルのみが印象に残った映画になってしまった。

 コロナ禍で公開も延びたけど、ウツウツとした気分を吹き飛ばしてくれた久々のハリウッド映画だもの、ま、そんな見方も良しなのかも!!(増井孝子)

※ラジオ関西『ばんばひろふみ!ラジオDEしょー!』、「おたかのシネマdeトーク」より


◆『ゴジラvsコング』

【キャスト・スタッフ】
アレクサンダー・スカルスガルド ミリー・ボビー・ブラウン レベッカ・ホール ブライアン・タイリー・ヘンリー 小栗 旬 エイザ・ゴンザレス ジュリアン・デニソン カイル・チャンドラー デミアン・ビチル

監督:アダム・ウィンガード
脚本:エリック・ピアソン マックス・ボレンスタイン

(C)2021 WARNER BROTHERS ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

【公式サイト】

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