「証明写真機」でプリクラみたいに撮影するのがティーンに流行している理由 「盛れない」「高い」のになぜ? | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「証明写真機」でプリクラみたいに撮影するのがティーンに流行している理由 「盛れない」「高い」のになぜ?

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 最近、10代の女性の間でブームになっている「証明写真プリ」という言葉をご存知だろうか?

画像提供:@nana_setu___さん

「証明写真プリ」とは、証明写真機を利用して、プリクラのように友人同士で記念撮影をすること。

 これまで、「盛れる」ことが重要とされてきたプリクラとは違い、あえて「盛れない」=「ありのまま」の姿を写すことから、友人同士の思い出を、より「エモい」=「グッとくる」形で残せる体験として注目されている。

 昨年あたりから10代の女性を中心にじわじわと流行し、InstagramやTikTokでは、撮影の様子の動画をアップすることもトレンドに。

 400円程度で撮影ができるプリクラよりも2倍近く高価なうえに、加工によってかわいく「盛れる」わけでもない「証明写真プリ」が若者の間で流行しているのはなぜ?

 10代の女性たちに聞いてみたところ、「加工されないので、盛れないレトロな写りになって逆にかわいい!」「プリクラよりも本格的な撮影ができるので、特別感がある!」「わざわざゲームセンターに行かなくても、コンビニやスーパーに置いてあるので、学校帰りにふらっと立ち寄れて気軽!」などの声が。

 また、証明写真機で撮った写真は基本的に1枚しか印刷できない。そのため、「撮影した仲間と話し合って、最高の1枚をじっくり選ぶ」という体験も「エモさ」を感じさせる一因になるようだ。

画像提供:@nana_setu___さん

 さらに、「盛れない」なかでも、かわいい写真を残すため、ポーズや小道具を使って顔を隠しながら撮影するという新たなムーブメントも誕生。自分たちで工夫してアレンジを楽しめるという点も、「証明写真プリ」ブームを盛り上げている。

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