警視庁は27日、東京五輪・パラリンピックの警備を担う「特別派遣部隊」として兵庫県警機動隊から派遣された20代の巡査長や巡査計3人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。24~25日には同隊の9人の感染が判明、感染者は計12人となった。
警視庁は、この12人とともに東京都府中市の警察施設に宿泊していた約40人を都内の別施設に隔離している。別の部隊を投入するため、警備に支障はないとしている。
一般市民を含め濃厚接触者はいない。宿泊施設では個室だったが、警視庁は共用部分の洗面所やトイレから感染が広がった可能性があるとみており、五輪警備に従事する警察官に対してマスクの常時着用など感染対策の徹底を改めて指示した。