20年ぶりのトップ交代 斎藤元彦・兵庫県知事「誰ひとり取り残さず、温かい県政推進」就任式で抱負 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

20年ぶりのトップ交代 斎藤元彦・兵庫県知事「誰ひとり取り残さず、温かい県政推進」就任式で抱負

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 7月の兵庫県知事選で初当選し、8月1日付で第53代の知事に就任した斎藤元彦知事(43)が2日午前、初登庁した。就任式で斎藤知事は「大きな責任感と緊張感を持っている。県政を一歩一歩、前に進めていく」と、引き締まった表情で職員らに語り掛けた。

就任した斎藤元彦・兵庫県知事「大きな責任感と緊張感を持っている。県政を一歩一歩、前に進めていく」と、引き締まった表情で話した(2日午前 兵庫県庁)
就任した斎藤元彦・兵庫県知事「大きな責任感と緊張感を持っている。県政を一歩一歩、前に進めていく」と、引き締まった表情で話した(2日午前 兵庫県庁)

 斎藤知事は2日、午前9時すぎに県庁入り。職員から花束を受け取ったあと、午前10時ごろに県庁1号館の中庭に姿を現した斎藤知事には、集まった約1,000人の県職員らから大きな拍手が送られた。斎藤知事は、花道の左右に一礼をしながらゆっくりと歩を進めた。

職員から贈られた花束を手に、花道の左右に一礼をしながらゆっくりと歩く斎藤知事(2日午前 兵庫県庁)
職員から贈られた花束を手に、花道の左右に一礼をしながらゆっくりと歩く斎藤知事(2日午前 兵庫県庁)

 斎藤知事はあいさつで、「新型コロナウイルス・感染拡大第5波の真っただ中になってきている。まず我々が立ち向かうべきことはコロナ対応だが、それを乗り越えた後も課題は山積している。コロナで傷ついた経済をどう立て直してしていくか。そして少子高齢化、人口流出の問題、産業振興……。兵庫県は五国、多様な地域がある。どこに住んでいても、どんな状況にあっても誰一人諦めさせない、誰一人取り残さない、温かい県政をやっていきたい」と抱負を述べた。

■改めて「知事直轄部署」立ち上げ表明

 また、知事直轄の部署として、知事自らが選抜した改革の意欲がある職員で構成する「新県政推進室」(仮称)を立ち上げる意向もを改めて表明した。斎藤知事は、「県庁の中で大きなハレーションや対立を生むものではなく、20年ぶりの大きな県政の交代の時だから、一定の推進力を出すのが目的だ。大事なことは、県職員の皆様と私がワンチームでやっていくことだ」と強調した。

職員から花束を贈られ、笑顔の斎藤知事(2日午前 兵庫県庁)
職員から花束を贈られ、笑顔の斎藤知事(2日午前 兵庫県庁)
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