原辰徳監督のもとセ・リーグ3連覇を目指すプロ野球の巨人。東京五輪による中断期間前までは、85試合を終えて43勝32敗10分け、勝率.573の成績。首位・阪神から2ゲーム差の2位と追走する。
7月31日の京セラドーム大阪でのオリックス戦を皮切りに、エキシビションマッチで調整を行っている原ジャイアンツ。ペナントレース後半戦、9月1日と2日には、現在3位のヤクルトを迎えて、京セラドーム大阪で主催試合を予定している(両日とも午後6時試合開始予定)。
そこで、このペナントレースの行方を左右するような重要なホームゲームを含めて、後半戦で鍵を握るのは誰か、巨人の注目選手をピックアップする。今回は投手編。
前半戦はケガに苦しんだエース・菅野智之選手の復活が、日本一奪回に向けて待望されるのは当然のこと。ただ、菅野選手不在のなかでも、ここまでは原監督の大胆な起用や投手陣の粘投で、勝利という結果を手繰り寄せてきた。その軸となっているのが、プロ3年目の左腕、高橋優貴投手(茨城県ひたちなか市出身)だ。
2018年のドラフト1位で、ルーキーイヤーの2019年は18試合に登板して5勝するも、昨年は8試合で1勝3敗と不本意な成績に終わった高橋投手。しかし、今季は4月1日の中日戦で7回1失点と好投し勝利すると、先発ローテーションの一角をしっかりキープ。宿敵・阪神戦では、4月8日に甲子園で7回3分の0を2安打無失点で抑えたのをはじめ、すでに4勝をマークし、“虎キラー”として君臨しているのは頼もしい。現在はハーラートップの9勝を挙げ、自身初の二桁勝利に王手をかけている。ヤクルト戦でも4月28日には7回3失点、6月27日には6回2失点と、いずれも要所を締める粘投で勝利に貢献。戸郷翔征投手(8勝4敗)やエンジェル・サンチェス投手(5勝5敗)らとともに、主戦投手としての奮闘が望まれる左腕には、今後も熱視線が送られるだろう。
関西出身でみると、ピッチャーでは、今季2勝を挙げている今村信貴投手(大阪府四條畷市出身)のさらなる活躍、そして、桜井俊貴投手(兵庫県神戸市出身)とルーキーの平内龍太投手(兵庫県明石市出身)といった1軍定着が期待されるドラフト1位組右腕陣の奮起が望まれる。そしてケガで侍ジャパンは辞退を余儀なくされたが、セットアッパーとして重要な存在を担う中川皓太投手(大阪府富田林市出身)の早期の復活も願いたい。
8月13日の東京ドームで行われる中日戦から後半戦を再開する巨人。阪神を射程圏に捉えたなか、その実力を発揮してリーグ制覇へ突っ走ることができるか。そのなかで注目の試合、9月1日と2日に京セラドーム大阪で行われるヤクルト戦のチケットは、現在、一般販売されている。
チケットは、GIANTSオフィシャルチケットや、イープラス、チケットぴあ、ローソンチケット、セブンチケットといったプレイガイドで先着販売中(※一部の席で完売の場合あり)。なお、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて、1階席のみの販売となり、2階席の販売については社会情勢を考慮したうえで販売の可否を判断するという。また、インターネットのみの販売で、店頭での販売は行わない。また、3塁側の「フロント指定S」、「メイン指定S」、「パノラマ指定S」では、「橙魂レプリカユニホーム」がプレゼントされる。