20世紀最高の科学者の足跡とともに、楽しみながら科学を学ぶ「アインシュタイン展」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

20世紀最高の科学者の足跡とともに、楽しみながら科学を学ぶ「アインシュタイン展」

LINEで送る

この記事の写真を見る(1枚)

 20世紀の最高の科学者と称されるアインシュタイン。1921年にノーベル物理学賞を受賞した。「相対性理論」などアインシュタインの代表的な理論を、ゲームや体験を通して学び、アインシュタインの人間性ついても焦点を当てた「アインシュタイン展」が、大阪市東住吉区の大阪市立自然史博物館ネイチャーホールで開催されている。2021年10月10日まで。

 展示ではアインシュタインが残した名言とともに、アインシュタインが解明した4つの代表的な科学理論「ブラウン運動」「光電効果」「特殊相対性理論」「一般相対性理論」について、漫画や絵本パネルのほか体験装置やゲームなどで楽しみながら学べる仕組みになっている。

「特殊相対性理論」のコーナーでは、1年後に爆発する爆弾を乗せた自転車をこいで、爆弾の解除装置があるという惑星に向かうというゲームがある。ただその惑星は光の速さでも2年かかるといい、果たして間に合うのか、時間と空間が伸び縮みする不思議な世界が体験できる。

 また、「一般相対性理論」のコーナーでは、自分が「天体」になってデジタル宇宙空間を歩く体験ができる。ここでは自分の動きに合わせて空間にゆがみが生まれ、そのゆがみによって光の動きにも影響がもたらせるということを、自分の足元がぐにゃぐにゃに見えることで体感できる。またブラックホールに吸い込まれるような写真を撮ることができるコーナーもある。

 晩年は平和活動に力を注いだアインシュタイン。1933年にアメリカに亡命した後、ルーズベルト大統領に原子爆弾の開発を勧める内容の書簡を送っている。核の保有が戦争の抑止になると考えたからで、核の使用には反対の立場だった。ただ、結果的にアメリカは原始爆弾を製造し、日本がその被害を受けた。書簡への署名を「人生最大の過ち」とし、のちに日本人に向けたメッセージも送っている。その書簡なども展示されている。

 大阪市立自然史博物館などとともにこの特別展を主催する大阪市立科学館の上羽貴大学芸員は「ひとりの天才をもとに人類が科学を発展させている。これはアインシュタインも予測できなかったはず。アインシュタインが知らなかった未来とともに、平和への願いを受け取って欲しい」と話す。

 大阪市立科学館の齋藤吉彦館長は「小学生から楽しめる内容になっている。今はコロナや温暖化など人類存続の危機。この解決のためには科学者が必要。展示を見て科学者を目指す人がいてくれたら」と期待を込めた。


◆ノーベル賞受賞100年記念「アインシュタイン展」
会期 2021年7月17日(土)~10月10日(日)
休館日 8月23日(月)、8月30日(月)、9月6日(月)、9月13日(月)、9月21日(火)、9月27日(月)、10月4日(月)
会場 大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール(花と緑と自然の情報センター2階)
※新型コロナウイルス感染状況によって、開催内容に変更が生じる場合あり。
【公式HP】

LINEで送る

関連記事