神戸市のポートアイランドにある「神戸どうぶつ王国」では、ドッグパフォーマンス「Buddy」に新しいプログラム「アジリティ(障害物競技)」が6日から登場している。
アジリティとは、トレーナーと犬が息を合わせて、ハードルやトンネルなどの障害物をクリアしていく競技。ヨーロッパを中心に世界各地で盛んに行われていて、世界選手権大会も開かれている。機敏さ、素早さ、敏しょう性が必要不可欠。トレーナーとのあうんの呼吸がポイントになる。
神戸どうぶつ王国で、このアジリティに登場するのは、メスのブリタニースパニエル「カンナ」(6歳)と、メスのラブラドールレトリバー「天(てん)」(9歳)。カンナは、体は小さいが、スピードや持久力、跳躍力、やる気はピカイチ。一方の天は、常にマイペースなおっとりした性格で、カンナとは対照的。
カンナはもともと、アジリティ経験があった。それでも、練習を始めると、好奇心旺盛なため周りのことに気を取られてしまい、思うように練習が進まないこともあったという。
天はアジリティの経験が全くなく、トレーナーの立ち位置や指示を出すときの身振りなど、理解しやすい方法を模索しながら、何度も何度も練習を重ねた。
動物管理部の野本虹花さんは、「トレーニングの後に大好きな遊びをしたり、上手にできたときは褒めてあげたりすることで、『練習=楽しいこと』と覚えてもらった」と話す。
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