作品の設置作業の当日や、お披露目式典の際には多くの人が足を止め、巨大な作品の写真を撮影していたという。神戸市は、今後も市民をはじめ来訪者が身近にアート作品を楽しむことに期待を寄せている。また、ミュージアムロードの中間にあるJR灘駅周辺に、「六甲ミーツ・アート芸術散歩(2018年)」に出展された作品を、9月末頃に設置する予定だ。
新たなシンボルアート作品2体の設置に加え、なぎさ公園内中央部のグラウンドの芝生化や、桜の植樹(「鎮守の森プロジェクト」による寄付)も実施されるほか、海沿いのハーバーウォークがジョギングやランニングに広く利用されていることから、距離表示も設置。さらに、ハーバーウォークの西端ではレガッタ(ボート)等で利用できるように乗降施設を設けたほか、照明のLED化や暖かみのある色合いに変更し、夜間景観の演出をするなどハード面での整備も行っている。今後は、10月以降にキッチンカー等の出店を予定し、ソフト面でのにぎわいづくりにも取り組むとしている。
神戸市企画調整局未来都市政策課の伊藤早紀さんは「なぎさ公園は、世界的にも有名な建築家の安藤忠雄さんにより設計された公園で、アート作品を見ながら公園内を歩くだけでも、海を感じながら、神戸らしさを楽しむことができる。照明の更新により、夜のなぎさ公園もとてもきれいにライトアップされているため、夜にも足を運んでもらいたい」と話している。
※ラジオ関西『サンデー神戸』2021年8月22日放送回より
【HAT神戸をさらに洗練されたまちに~アートと海を感じるまちづくり~(神戸市 HPより)】
【『サンデー神戸』番組HP】