「魚が自分のところに近づいてきた!」←なついているの? 専門家「おそらく違います」 真相を聞いた

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 犬やネコといった動物は、家に帰ってきたときなど、「お帰りなさーい」という感じで、こちらに寄って来てうれしそうにしっぽを振ったり、足もとにスリスリして甘えて来たりと、飼い主になついて、めちゃくちゃかわいらしく思いますよね。

 熱帯魚などの魚は、水槽の中を優雅に泳ぐ様子を眺めて癒されたり、きれいな模様を鑑賞して楽しんだりと、なつくというよりも、眺めて楽しむもんだと思っていたんですが……。

 この間、とある商業施設の、新鮮な魚料理を出すお店に行ったときのことです。店内にあります「いけす」、そう、新鮮な魚料理を出すために、生きたままスタンバイさせている、大きな水槽です。

「どんな魚がいるのかな?」と、いけすを見てみますと、います、います、鯛やヒラメや、いろんな魚が。

 やはり覗き込んだら、魚たちは逃げていくのですが、なぜか1匹だけ、私の方に近づいてくるのです……。

 偶然かと思い、いったんその場から離れて、もう一度、覗き込んだら、やっぱり他の魚は逃げて行くのに、その魚だけは私の方に近づいてくるのです。

 本当に目の前に来るので、思わず手を伸ばしまして……ナデ、ナデ、ナデ。

 何と、手でなでても逃げないんです。

 しかも、背ビレ当たりをなでていると、口を少し半開きにして「気持ち良いわぁ~」みたいな顔してるんです。

「えっ? これ? なついてる?」

 魚の種類は、マハタ。日本沿岸の海に住んでいて、白地に褐色の縞模様。私の目の前に来たマハタは約50センチぐらいで、大きいものは1メートルを越すものいるそうです。白身でおいしい高級魚です。

 ずっとそばにいるし、「これ、絶対に、私になついているんだ!」とうれしくなったので、神戸市垂水区のマリンピア神戸にある神戸市立水産体験学習館「さかなの学校」の大鹿達弥校長に「なつく魚がいましたよ」と、電話をかけてみましたら……。

「いやぁ、それ、なついてるのと違うで。おそらく人が来たらエサをくれると思って近づいているだけで、他の魚より、一目散にエサがほしくて、目の前に来たんちゃうか。よっぽど、お腹が減ってたんやで……」との回答が。

 どうやら「私に、なついてる」と思いこんで、魚に対して、なついていたのは……私の方だったみたいです(笑)。

 だったとしても、この目の前の高級魚、なんか、食べにくいなぁ……(苦笑)。

(ラジオ関西『バズろぅ!』ラジオパーソライター・わきたかし)

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バズろぅ! | ラジオ関西 | 2021/08/25/水 17:55-18:00

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