「周りの支えで、再び社会参加につながりやすく」 神戸市が取り組む『ひきこもり問題』へのサポート| ラジトピ ラジオ関西トピックス

「周りの支えで、再び社会参加につながりやすく」 神戸市が取り組む『ひきこもり問題』へのサポート

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 ひきこもりの状態になっている人は、多くが家族の中でも孤立し、家族もどう働きかければ良いかわからないというケースだが、「まわりが支えることで、再び社会参加につながりやすくなる」という。

 支援室では、「まず家族関係の回復を目指す支援を行い、家族との会話、次に本人と支援者との会話を進め、その後、少人数の集団に参加することで社会参加を目指していく」としている。具体的には、個人の面談や、家族のひきこもりへの理解に向けた「家族教室」、そして同じ環境にある家族の集まりの場も設けている。また希望者には就労支援も行っている。

 9月にはひきこもり支援を行う人に向けたオンライン講座「みんなで学ぼう 支えあうための一歩~神戸市ひきこもりサポーター養成講座基礎編~」を開催。内容は神戸市看護大学教授の船越明子さんによる、ひきこもりの基本的理解と、ひきこもりサポーターの役割についてなど。申し込み期間は9月1日(水)~30日(木)で、開講期間は9月10日(金)~10月10日(日)。参加費無料。申し込みはウェブ上の応募フォームからのみ受付。問い合わせは電話078-362-7375(ラジオ関西、平日午前10時~午後5時)。

「神戸ひきこもり支援室」の松原雅子室長は「支援室では相談員が一人ひとりの支援を、焦らずに、時間をかけて、階段を一段一段上っていくように進めている。地域の人がひきこもりのことを正しく理解して、温かい目で見ることで、当事者や家族が一歩踏み出すことにつながる」と述べている。

『サンデー神戸』レポーターの大屋はるな(左)と、「神戸ひきこもり支援室」の松原雅子室長、酒井恵美子さん

※ラジオ関西『サンデー神戸』2021年8月29日放送回より


◆「神戸ひきこもり支援室」
電話 #8900 (ハヤクオーエン) つながらない場合は電話078-361-3521
開室時間 平日9:00~17:00(祝日・年末年始を除く)
場所 神戸市総合福祉センター1階(神戸市中央区橘通3丁目4番1号)
メール hikikomori_shien@office.city.kobe.lg.jp(相談も受け付け)
※電話相談のあとの来所面談は、神戸市総合福祉センター1階や各区の区役所などで実施


【神戸ひきこもり支援室 (神戸市 HPより)】
【みんなで学ぼう 支えあうための一歩~神戸市ひきこもりサポーター養成講座基礎編~】

【『サンデー神戸』番組HP】



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サンデー神戸 | ラジオ関西 | 2021/08/29/日 10:00-10:30

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