「『にぬき』弁当に入れといたで」←どんな食べものが入っているの⁉ 大阪では古くから使われた表現です | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「『にぬき』弁当に入れといたで」←どんな食べものが入っているの⁉ 大阪では古くから使われた表現です

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 残念ながら、今ではあまり使われることがなくなってきた「煮抜き」という言葉。これ以外にもあまり使われなくなっている関西の言葉があります。たとえば「かしわ」。鶏肉です。大阪の高槻市内で、今もあるかどうかはわかりませんが、「かしわ」「かしわ」「かしわ」と、たくさんの「かしわ」という言葉が平仮名で看板に書かれてあるお店を見た時は、感動すら覚えました。他には「関東煮(かんとだき、かんとうだき)」、いわゆる「おでん」です。関西ではこう呼ぶことがあります。言葉の違いだけではなく、味も関東では濃い口しょうゆを使い、どちらかというと塩辛い味つけであるのに対し、関西では薄口しょうゆを基本とした少し甘めの味で、具材もかなり異なります。

 現代ではSNSなどの発達もあって、東京発の言葉が全国すみずみまで行き渡り、方言は絶滅してしまうのでは、と心配になります。ただその一方で、SNSなどで、地方の言葉が逆にクローズアップされて全国に広がっていく、ということもあります。

 これからもこうした地元ならではの言葉を使い、守り伝えていきたいですね。

 所変われば言葉も変わります。皆さんが好きな方言や地元の言葉、言い回しはありますか? そしてそれは何でしょうか?

(「ことばコトバ」第17回 ラジオ関西アナウンサー・林真一郎)

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