9月にいよいよ開幕を迎える女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」。その初代王者を狙うINAC神戸レオネッサで主軸としての活躍が期待されるDF守屋都弥選手が、25歳の誕生日を迎えた8月22日にSNSで「これからも成長し続けます! WEリーグ開幕まであと少し、応援よろしくお願いします!!」と決意を述べた。
奈良県出身、JFAアカデミー福島を経て、2015年からレオネッサのユニフォームに袖を通している、守屋選手。どのポジションでも攻守にマルチロールに活躍できる強みを持ち、スピードもある背番号2は、もともとサイドを担当することが多かったが、2017年からセンターバックにコンバート。近年は日本女子代表(なでしこジャパン)DF三宅史織選手らとともに守備陣の主軸としてINAC神戸を牽引している。
そんな守屋選手は、「25歳になりました! 沢山のメッセージありがとうございました。これからも成長し続けます! WEリーグ開幕まであと少し、応援よろしくお願いします!!」(原文ママ)というコメントとともに、伊藤美紀選手と一緒にユニフォーム姿でおさまる写真を自らのインスタグラムに掲載。そこには、チームメイトだけでなく、元同僚の韓国代表MFイ・ミナ選手など、彼女をよく知る選手たちからお祝いコメントが多数届いている。
INAC神戸応援番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)8月23日放送回では、番組パーソナリティーを務める近藤岳登(元Jリーガー)と赤﨑夏実(INAC神戸応援大使)が、守屋選手を祝福。(SNSのコメントは)「チームの仲良さとみやびの信頼だね! 姉貴みたいな、相棒みたいな」と、守屋選手の人柄の良さに触れた近藤は、「(INAC神戸の)レジェンドプレーヤーになる雰囲気を秘めている。ケガなく試合にたくさん出て、契約をずっと延長してほしい」と、レオネッサ7年目となる主力センターバックを激励した。
INAC神戸には、2009年から在籍する髙瀬愛実選手や中島依美選手をはじめ、クラブ一筋で長きにわたってプレーする選手が少なくない。「これから入ってくる選手や今いる選手にも(クラブに長く在籍する選手が)増えてほしい。そして、次の若手が成長してレギュラーを取って、レジェンドが『安心して引退する』といった(流れを)、INAC神戸の伝統にしてほしいよね」と、近藤は述べていた。
一方、話題は前回の放送で反響のあった「WEリーグのスタジアムにお客さんを呼ぶ方法」に。
「小3サッカー女子の父親」という番組リスナーからのメッセージでは、「選手と対面パスをできた思い出は宝物になる。また試合のピッチには入れるとモチベーションも爆上がりに。活発な子どもにとって『見るだけ』は魅力が少なくボールを蹴れる場所があるとありがたい。やることがないから仕方なしに見るという消極的な選択ではなく、面白いから見るという積極的な選択を子どもたちにさせてあげたい」と、リアルな意見が届き、近藤も興奮しながら大賛成した。
ほかにも「待ち時間やウォーミングアップの間にスタジアムに流れる音楽をファンがリクエストできる!」というメッセージが寄せられれば、赤崎も「(コロナが落ち着いてから)宝探しゲーム! 選手のサインやグッズを隠してみんなで探すイベント」と提案していた。
なお、次回8月30日の放送では、INAC神戸の安本卓史代表取締役社長がゲスト出演する予定。