映画評論家・松崎健夫「自分がよかったと思う作品はすすめない」理由とは… 女優・武田梨奈に語る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

映画評論家・松崎健夫「自分がよかったと思う作品はすすめない」理由とは… 女優・武田梨奈に語る

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 女優の武田梨奈がパーソナリティーを務めるラジオ番組『武田梨奈のこだわりな時間』(ラジオ関西、土曜午後5時~)。9月4日放送回では、映画評論家の松崎健夫さんをゲストに迎えて、こだわりトークを展開した。

女優の武田梨奈(左)と、映画評論家の松崎健夫さん

 松崎さんは兵庫県出身。もともとは映画制作を志望するも、カメラマンとして活動を開始。その後、映画評論家へ転身した。ラジオやテレビなどのメディアで活躍するほか、映画イベントも手掛け、さらには同じ映画評論家の添野知生さんとYouTubeチャンネル「そえまつ映画館」を配信。デジタルハリウッド大学では映画表現史を担当し、教鞭を執る。

 そんな松崎さんについて「映画の仲間であり、同志、そして先生」という武田が、番組のなかで作品評論スタイルなどについて迫った。

番組収録の様子

 映画評論家だけに「オススメ映画は?」とよく聞かれるという松崎さん。しかし、「自分がよかったと思う作品はすすめない」と語る。

 学生時代「家族愛」を描いた作品を二人の友人に紹介した際、ひとりは高評価、もうひとりからは低評価とされたという経験を持つ、松崎さん。「育った環境や考え方で大きく作品の受けとり方は変わってくると実感した。自分が感動したもの、感情移入した作品が、他の人にとっていいとは限らないと考えるようになった」。

 松崎さんの評論のスタイルは、武田いわく、「肯定的」なもの。その理由について松崎さんは次のように語る。

「作品そのものをNGとするのは簡単だけど、つまらない作品を作ろうとしてる人なんていない。作品の裏で『実はこんな出来事があったのでは』と考えたり、『ある意図があって撮影したのでは』などと制作の事情をくみ取って提示していくことが、自分の仕事と考えている。だから、(作品について)悪い事を書く必要がない」

 ちなみに、兵庫県出身で小さい頃からラジオ関西リスナーだったという松崎さんは、「地元のラジオ局に出られるとは……」と感慨ひとしおの様子。武田とも映画好きという共通の話題でトークが弾んでいた。


『武田梨奈のこだわりな時間』
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武田梨奈のこだわりな時間 | ラジオ関西 | 2021/09/04/土 17:00-17:30

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