日本初の女子プロサッカーリーグ、「WEリーグ」が、9月12日から開幕するのを前に、神戸を本拠地とするINAC神戸レオネッサが7日、練習の様子を報道陣に公開した。
午前9時から行われたトレーニングでは、好天のもと、東京五輪（オリンピック）にも出場したサッカー日本女子代表・なでしこジャパンの中島依美選手や杉田妃和選手をはじめ、選手たちが約2時間、精力的に汗を流した。
練習後、メディアの取材に応じた星川敬監督は、WEリーグ開幕について「いよいよ始まるなという思い」と述べ、試合では「ピッチで全員が躍動できるようなプレーを展開したい」と抱負を述べた。
また、開幕戦を目前にして、「いまは楽しみな気持ちでいっぱい」というMF伊藤美紀選手は、WEリーグについて「夢のある仕事にしたい。女子サッカーをやりたい、プロになりたいという子をどんどん増やしたいと思うので、私たちがピッチで輝いている姿をお見せできれば」と意気込みを示した。
歴史的な一戦を迎え、その最初のゴールが神戸の地で生まれるのかにも注目が集まるなか、「私にもし最初のシュートチャンスが来たら、しっかり決めたい」と、はにかんだ伊藤選手。「勝つことが一番。チームとして得点を取っていきたいし、まずはウチのチームが開幕の先制ゴールを取れればいいなと思います」と述べるとともに、「INAC神戸が初代チャンピオンになって、どんどんWEリーグを盛り上げていきたい」と気合いを込めていた。
11チームが参加したなか、いよいよ始まるWEリーグ。そのオープニングゲームになるINAC神戸の一戦は、9月12日、日曜日の午前10時からキックオフ。ノエビアスタジアム神戸で、大宮アルディージャVENTUSと対戦する。
