「夜ごはん」←アナウンサーは基本的に使わない表現です 生活スタイルの変化から市民権を得た言葉か | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「夜ごはん」←アナウンサーは基本的に使わない表現です 生活スタイルの変化から市民権を得た言葉か

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 こうしてみていくと、微妙に時間帯が異なることがわかります。

 確かに、その昔、ご飯は夕焼けの時間帯に、家族そろっていただくことが多かったように思います。それがいつの間にか、夕焼けの時間ではなく、暗くなってから食べるようになっていました。そして、現在。夕暮れどころか、夜の8時や9時に当たり前のように食事をしていることに気づきました。時代とともに生活スタイルは変化していますし、「夜」に対しての考え方もかなり変わってきたことから、食事の時間が遅くなるのはやむを得ないのでしょうね。そしてそれがいつの間にか、言葉の変化にもつながっていった、と考えるのは言い過ぎでしょうか。

 いずれにしても早い時間帯のほうが、体を休めることもできます。理想の時間帯は「夕ごはん」あるいは「晩ごはん」と言えそうです。でも、そのうち「深夜ごはん」「深夜飯」なんていう言葉が「市民権」を得て、当たりまえのように使う時代が(既に使っている方もいるようですが……)来るのかもしれませんね。

 言葉は時代とともに、その意味も使い方も変化します。「ことばコトバ」では、こうした言葉の楽しさを紹介していきます。

(「ことばコトバ」第19回 ラジオ関西アナウンサー・林 真一郎)

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