日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」最初の勝利はINAC神戸! 大宮Vに快勝! | ラジトピ ラジオ関西トピックス

日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」最初の勝利はINAC神戸! 大宮Vに快勝!

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 日本初の女子プロサッカーリーグ、「WEリーグ」が12日に開幕。そのオープニングゲームとなったINAC神戸レオネッサと大宮アルディージャVENTUSの一戦が行われ、INAC神戸が5-0と大勝。WEリーグ最初の勝利チームとなった。

 午前10時1分キックオフという異例のスタートとなったWEリーグの開幕戦。試合前にはWEリーグの公式アンセムを作曲したTUBEの春畑道哉さんが、その楽曲「WE PROMISE」を演奏。また、WEリーグチェアの岡島喜久子氏の開会宣言が行われ、日本初の女子サッカープロリーグは港町・神戸から歴史的な一歩を踏み出した。

©WE LEAGUE

 そして、試合はすぐに動く。開始4分、WEリーグの記念すべきファーストゴールを奪ったのは、INAC神戸FW髙瀬愛実選手だ。成宮唯選手のループシュートがポストに当たったところを、ゴール前に詰めていた髙瀬選手は、冷静に右足で押し込んだ。キャプテンの中島依美選手とともに2009年からINAC神戸一筋、なでしこジャパンでも実績のある経験豊富なストライカーが、新たな扉を開いた。

 ホームのINAC神戸はそこからたたみかける。前半の戦いで台頭したのは、17歳のFW浜野まいか選手。セレッソ大阪堺レディースから今年8月に加入したばかり、スピードを特長とするアタッカーは、12分に杉田妃和選手からの左からの折り返しに右足であわせてゴールを記録すると、41分にはゴール前に飛び込んだ際に相手のオウンゴールを誘い、さらに45分には杉田選手の左クロスを頭であわせて、この日2点目。新星の活躍にスタジアムが沸く。

 4-0で前半を折り返したINAC神戸は、後半に入っても主導権を握り、57分に髙瀬選手のゴールでさらにリードを広げる。その後は17歳の2種登録選手・MF天野紗選手、18歳の高卒ルーキーDF竹重杏歌理選手、20歳のMF水野蕗奈選手、19歳のDF長江伊吹選手やMF菊池まりあ選手といった、活きのいい若手を続々と投入。最後まで足を止めることなく戦ったチームは、この日、エースFW田中美南選手や経験豊富なMF後藤三知選手を欠いたなかでの試合だったが、鮫島彩選手や仲田歩夢選手ら昨年までINAC神戸で活躍した選手を擁する新チーム・大宮Vを寄せ付けなかった。

 兵庫県に緊急事態宣言が出されている影響もあり、新型コロナウイルス感染症対応ガイドラインに基づき、5,000人程度を上限として入場制限を実施された、今回の開幕戦。4123人がスタジアムで見守ったなか、WEリーグ最初の勝利をINAC神戸が達成した。

WEリーグ開幕戦が行われたノエビアスタジアム神戸(Photo by T.MAEDA)
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