「ひと昔前はかき氷専門店の冬はお客様が少なく、経営困難でやっていけませんでした。ここ最近は、冬もかき氷をたべるという習慣が根付きはじめ、冬でもやっていけるようになってきています。実は、かき氷は秋からがメインシーズンとも言えます。秋には芋、栗、なんきんといった魅力的な食材が豊富なうえに、お店が混んでいません。寒いのではと思われるかもしれませんが、かき氷専門店は暖房をガンガンにいれているので店内はいつも常夏です」
「おかず系」と呼ばれるかき氷も人気だ。野菜などの食材を使った斬新なかき氷のことで、ゆっきーさんが最近プロデュースした「京氷菓つらら」(京都市中京区)でも、おかず系の「焼きもろこしポタージュ」というメニューがある。とうもろこしのかき氷ではなく、とうもろこしポタージュのかき氷だという。クリームにみそ、シロップにしょうゆを使い、白ごまと合わせて食べる「白ごまさん」というかき氷も提供する。
かき氷店は大行列ができる店も多い。
「最近では、人気のかき氷店は完全予約制が多くなっています。予約はネットやDM、予約開始日や席数、予約の仕方など各お店によってバラバラで、予約を開始して数秒で満席になるお店もあります。行きたいお店の予約方法などしっかり調べておいしいかき氷を楽しんでください」