「実にコレ、同じ自販機で三度目なんですよね、マジでコレ。どうりで俺って運がないな~などと思っていたら、こういうところで無駄遣いしてたんですね。」
ここまではよくありそうな日記だ。しかし、最後のひとことが衝撃だった。
「はっはっは。笑えねえや。」
阪本がキザっぽくそう読み上げると中谷は「キッツーーーーーー!」と悶絶。中3のセリフとは思えないこのひとことに「これはアカン! これはアカンわ!」と叫び、たまらず言い訳をはじめる。
「その当時、オタクの友だちと関西弁使うのダサいみたいになってたんやと思う。メールとかも『~だよな』とか使ってたんちゃうかな……」
このあとも「(ry」など、ネットスラングを多用した青春時代のブログをさらされることとなった中谷。とても「かっこいい」と言われるタイプの芸人ではないが、キザっぽい表現が多用されている。これについて、中谷は男子校に通っており、自己評価が定まっていなかったためだと弁解する。
とはいえ、1990年前後生まれで、学生時代にブログを開設し、今見返すと赤面すること間違いなしの内容を掲載していたという経験を持つ人はたくさんいるだろう。問題なのは、この内容がインターネットに残り続けていること。中谷はログインパスワードを忘れてしまったようで、もうどうすることもできない。「ネットバスター」という謎の存在をつくりあげ、このデジタルタトゥーを「消してくれ!」と叫ぶ中谷であった。
(ラジオ関西Podcast『マユリカのうなげろりん!!』#2小僧解体新書より)