番組では、もう1人、この試合の影のMVPといえる活躍を見せたMF成宮唯選手についても触れた。試合後の会見で星川敬監督から「成宮ありき」という言葉も飛び出すなど、いまやINAC神戸のキーマンとなっている今季新加入の17番について、「これまで、少し動き過ぎが気になるところがあったが、成宮選手のすごさを過小評価というか分かっていなかったかもしれない。(飛び出しの)タイミングも抜群だし、どこにでもいる。すごいな……。動き過ぎとかのスケールじゃなかった感じがある!」と近藤は自らの考えを改めた。
また、近藤は、地上波放送の解説を担当し、現役時代には成宮選手と同じチームでプレーした経験を持つ元なでしこジャパンFW(現タレント)の丸山桂里奈と、試合後に電話で話したエピソードも明かした。そのなかで、丸山は成宮選手について「めちゃくちゃ上手くなっていた。昔は、ひとりでボールを持って、ひとりでドリブルして、ひとりで取られて、シュートもバンバン外して下手だったけど、開幕戦はすごかった! ただ、シュートは前から下手だったけどね(笑)」と、独特な表現で称えつつ、ポストにあたってファーストゴール未遂に終わった成宮選手のシュートにもツッコミ。それを受けて赤﨑は、「(成宮選手)がインスタグラムに『シュート練習します』って書いていましたよ!」とすかさずフォローを入れていた。
一方、INAC神戸から今季、大宮Vへ移籍し、この開幕戦で神戸に凱旋した元なでしこジャパンDF鮫島彩選手の話題も紹介。試合後に足を痛めていた様子だったことについて、近藤は旧知の鮫島選手に連絡したところ「大変なケガというレベルではないので大丈夫だと思います」と本人がメッセージを返してくれたとオンエアで報告した。
INAC神戸は第2節に試合が組まれておらず、「WE ACTION DAY」としてWEリーグ理念推進活動を行う。次の試合は第3節、9月26日(日)にジェフユナイテッド市原・千葉レディースと対戦予定。なお、ノエビアスタジアム神戸のピッチコンディション回復を理由に、会場が大阪府堺市のJ-GREEN堺S1メインフィールドに変更となっている。キックオフは午後1時。