ハリー・ポッターの世界を体感 特別展「ハリー・ポッターと魔法の歴史」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

ハリー・ポッターの世界を体感 特別展「ハリー・ポッターと魔法の歴史」

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 世界中で人気のファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズ。その背景には古代のお守りや煮えたぎる大鍋など世界各国に伝わる魔法、呪文などがある。作者のJ.K.ローリングの直筆原稿や大英図書館が所蔵する貴重な資料を通してハリー・ポッターの世界や魔法の歴史をひもとく特別展「ハリー・ポッターと魔法の歴史」が、神戸市中央区の兵庫県立美術館で開かれている。2021年11月7日(日)まで。

 ハリー・ポッターシリーズは、1997年にシリーズ第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』が出版されると、瞬く間に世界的ベストセラーになり、85を超える言語に翻訳されている。

 この特別展は2017年にイギリスの国立図書館である大英図書館が企画したもので、ロンドン、ニューヨークに次いでの開催となる。ハリーが学んだホグワーツ魔法魔術学校の科目に沿い、「魔法薬学」や「錬金術」「闇の魔術に対する防衛術」など10章にわたり、科学が発達していなかった時代の人々が信じた魔法や魔術の記録を紹介する。12世紀イングランド「薬草書」など大英図書館の所蔵品の多くは、日本でいうと室町や鎌倉時代の書物に当たるという。

 このほか、作者J.K.ローリングによる手書きの原稿やスケッチやアーティスト・ジム・ケイによる原画などが並び、会場内はまさに「ホグワーツ」、教室を移動しながらハリーとともに学んでいるような気分を味わえる。また「魔法生物飼育学」の章では、日本の「人魚ミイラ」「河童ミイラ」も展示されている。

 兵庫県立美術館の岡本弘毅学芸員は、「ハリー・ポッターを知らなくても楽しめる。展示を見た後にシリーズを読み返すと、また新たな発見があるはず」と話す。

◆特別展「ハリー・ポッターと魔法の歴史」
会場 兵庫県立美術館(神戸市中央区脇浜海岸通1−1−1<HAT神戸内>)
会期 2021年9月11日(土)〜11月7日(日)
休館日 月曜

兵庫県立美術館


【公式HP】

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