任期満了に伴う神戸市長選挙が17日、告示され、14日間にわたる選挙戦がスタートした。17日午後5時には立候補の受付が締め切られ、いずれも無所属で、現職と新人の計5人が立候補を届け出た。
立候補したのは、届け出順に、3期目を目指す現職の久元喜造氏(67)、弁護士の鴇田香織氏(53)、県労働組合総連合・事務局次長の岡崎史典氏(52)、元・加西市長の中川暢三氏(65)、空手道場代表の酒谷敏生氏(50)の5人。久元氏を自民、立憲民主、公明、国民民主が、岡崎氏を共産が、それぞれ推薦している。
選挙戦では、新型コロナウイルス対策をはじめ、現在進められている神戸市の中心部・三宮エリアやウォーターフロントエリアの再整備など、2期8年にわたる久元市政への評価などが争点となる。投開票日は10月31日で、前回(2017年)に続いて衆院選と同日選挙となるため、前回は47.58パーセントだった投票率も注目される。
また、市選管は初めて、予め候補者の氏名が印刷された用紙に丸印をつける「記号式投票」を採用(期日前投票などを除く)。投票方法が簡素化され、開票時間の短縮の効果などが期待される。