1階はカレー、2階はうつわ 神戸で夫婦が経営するユニークなお店「ころは」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

1階はカレー、2階はうつわ 神戸で夫婦が経営するユニークなお店「ころは」

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 神戸の西側、垂水に、少し珍しい組み合わせのお店がある。

 JR神戸線「垂水」駅、山陽電車「山陽垂水」から西へ歩いて5分ほどのところにある、「ころは」。建物の1階はスパイスカレーを提供する「カレーとうつわ ころは」、2階は作家のうつわやカレー皿などを販売する「うつわと道具や ころは」という組み合わせだ。夫婦で経営しており、1階は夫の南方浩二さん、2階は妻の三木あゆみさんが切り盛りしている。

「ころは」

 このスタイルになったのは、浩二さんがカレー店を開業するにあたって、使用するカレー皿を、あゆみさんや仲間の作家のうつわを使用しようということになったのがきっかけ。初めはカレー店で使用しているうつわを店の一角で販売していたが、少しずつ種類も増えて展示会などを行うように。もう少しうつわの販売スペースを広げようということになり、2019年に2階全面をうつわ屋にリニューアルした。

 今ではあゆみさんが見つけてきた全国の作家のうつわやこだわりの台所道具を取り扱う。特別な日だけでなく日常で使ってもらえるような、生活に寄り添ったうつわを集めており、食卓に並んでいると楽しくなるようなものが多数。「作品を作るうえでは、毎日手に取るものなので、ほっこりとしてもらえるようなものを意識しています。手触りや持った感覚も大事にしています」とあゆみさん。

店内には多くのうつわと台所道具が並ぶ

 あゆみさんによると、“うつわ初心者”にも手に取ってもらいやすいうつわは、毎日使うマグカップ。「お気に入りのカップを持っていると、ちょっと一息つく時も豊かな時間に感じることができます。そのときの気分や季節によってカップを変えてみると、うつわを楽しんでいただけるのでは」。そして、ころはでは作風が魅力的な作家のうつわを毎週入荷。冬は耐熱のグラタン皿など、季節に応じたものも取り揃える。年に4回は作家の器の展示会も行っており、どのような展示会があるのかは同店のSNSで告知している。

見た目もかわいいマグカップ

 そして、1階の「カレーとうつわ ころは」も地元の人気店。特に注文が多いメニューは「キーマスペシャル」で、これを麻辣風に仕上げた「キーマSP・赤(RED)」や、ドライキーマ・チキン・出汁キーマを一皿に盛り付けた「3種あいがけ」というメニューもある。出汁キーマはかつおと昆布だしがベースでひき肉との相性もよく、マイルドな味付けのため食べやすい。長芋やうずらの卵などもトッピングされていて様々な食感を楽しめる。「酸味、苦味、甘味、辛味、塩味の“五味”を一皿で楽しめるように工夫しています」と店主の浩二さんは胸を張る。また、カレー皿を作っている作家のうつわは2階で販売中。気になったらぜひ上がってみては。

3種あいがけ
キーマスペシャル

■「ころは」
兵庫県神戸市垂水区仲田1-1-6.
営業時間
・1階「カレーとうつわ ころは」11:00~16:30
・2階「うつわと道具や ころは」11:00~18:00
定休日 水曜、木曜
【「ころは」公式HP】
【「うつわと道具や ころは」Instagram】
【「カレーとうつわ ころは」Instagram】

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PUSH! | ラジオ関西 | 2021/10/13/水 15:00-16:00

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