観光のプロも平田オリザも痛感する兵庫・但馬の可能性「人の好さ、自然の豊かさを実感」 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

観光のプロも平田オリザも痛感する兵庫・但馬の可能性「人の好さ、自然の豊かさを実感」

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 今年4月に開学した芸術文化観光専門職大学(兵庫県豊岡市)では実践経験が豊富な実務家教員が指導にあたっている。

 芸術文化観光専門職大学の学長も務める平田オリザさん(劇作家・演出家)のラジオ番組(ラジオ関西『平田オリザの舞台は但馬』木曜午後1時~)に、観光資源・ホスピタリティ実習等を担当する同大学の教員が電話出演。観光のプロから観た但馬地域の魅力について語った。

 芸術文化観光専門職大学助教の高橋加織さんは20年以上、マレーシアを拠点にホテル業界を担うグローバル人材の育成にあたってきた。その経歴を生かし、今春より同大学では観光資源実習、宿泊産業論、ホスピタリティ実習など6科目を担当している。

 この8月には但馬の3つの観光地で観光資源実習を実施。高橋さんは「サポート企業の方、地元のボランティアガイドの方がとにかく素晴らしい。地元の期待を感じるなかで、学生らも意欲的に頑張っていた。実習後も清掃活動に参加するなど地域の方々とつながっていたり、そんな方々に魅力を感じて『住んでみたい』という学生もいたり。改めて『人で観光が成り立っている』と感じた」と実習を通じて地域と人のつながりを痛感したという。

実習の様子

 指導にあたった高橋さん自身も、但馬に魅了されたよう。「おおやキャンプ場(養父市)では(実習時に)あいにくの雨だったが、植村直己冒険館に宿泊した際の夜空は本当にきれいだった。竹野ではリアス式海岸が一望できる公園を地元ガイドの方に案内していただくなど、但馬の人の好さ、自然の豊かさを実感した」。

 この話を受けて、「欧米では博物館に宿泊するイベントはポピュラーだが、日本ではまだまだ」というのは、世界を渡り歩いてきた平田学長。それでも、「但馬は国際的リゾートになります!」と地域の将来性に期待をかけると、「観光業は日本の大きな産業に育っているにも関わらず、新しい産業ということもあって意識改革が必要。これから観光業に携わる学生にはぜひ誇りをもって巣立ってほしい」と、同大学の学生にエールを送っていた。

芸術文化観光専門職大学・助教の高橋加織さん
芸術文化観光専門職大学の学長を務める、劇作家・演出家の平田オリザさん

※『ラジコ』では放送後1週間はタイムフリーでの聴取が可能。番組では、平田オリザさんが、ともにパーソナリティーを務める田名部真理さんと、これまでの自身の話しや演劇界への思い、移住拠点となっている兵庫・豊岡、但馬地域について、トークを進めていく。

『平田オリザの舞台は但馬』
放送日時:毎週木曜日 13:00~13:25
放送局:ラジオ関西(AM 558khz / FM 91.1mhz)
パーソナリティー:平田オリザ、田名部真理
メール:oriza@jocr.jp

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平田オリザの舞台は但馬 | ラジオ関西 | 2021/10/21/木 13:00-13:25

放送後1週間聴取可能、エリア内無料 radikoプレミアム会員はエリア外聴取可

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