「子どもの幸せのために家族が犠牲になる時代じゃない」令和時代の子育てとは カリスマ保育士・てぃ先生の提言 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「子どもの幸せのために家族が犠牲になる時代じゃない」令和時代の子育てとは カリスマ保育士・てぃ先生の提言

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 そこでベビーシッターやお掃除ロボットや冷凍食品など、なんでも良いので、少しでも子育てから離れて自分自身が楽しめる時間を作って、そのゆとりをうまく使うことで、子どもに向かっていける時間にした方が自然な流れだと思います。

子育てを頑張る全ての親御さんたちへ(てぃ先生YouTubeチャンネルより)

 特に日本人の気質もあるかもしれませんが、自己犠牲を払わないと良い親と思われないんじゃないか、という風に思ってしまっている方も多い気がします。でも自己犠牲を払わずに、家族みんなが幸せになれる方が、自然な家族の幸せじゃないかと思います。家庭内にヒエラルキーがあるわけじゃないので、もちろん子どもも幸せになるべきですが、全く同じ立ち位置のところに、親の幸せや保育士の幸せがあるんだと思います。

 もしかしたら昭和の時代はそれで成り立っていたかもしれませんが、この令和の時代は、女性も社会進出やキャリアを築いて当たり前ですし、総裁選挙に女性が2人も現れる時代です。子どもの人生も一回きりですが、お父さん、お母さんの人生も一回きりですよね。家族の誰かが犠牲になって成り立つ子どもの幸せではなく、自分の幸せが家族みんなの幸せにつながっていくんだということを、感じてもらえたらなと思います。

◆てぃ先生 関東の保育園に勤める保育士。YouTubeチャンネルの登録者数は47万人、Twitterフォロワー数は52万人を超え、年間50本以上の全国での講演活動、勤務先以外の保育園へのアドバイスを行う顧問保育士としても活動。自身初となる育児本『てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(ダイヤモンド社)は、出版から7度の重版、早くも10万部突破を目前としている。

(取材・文=ししまる555)

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