世界で活躍の和太鼓奏者「陽介」らが祈りの特別公演 秋色に染まった書写山円教寺で

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 兵庫県姫路市の書写山山上にある円教寺は、天台宗三大道場の1つ。古くより「西の比叡山」と称された僧侶の修行道場であるとともに、西国27番札所として人々が集い、祈りを捧げる崇高な場所である。今や同市内では姫路城や好古園に次いで旅行客が多く訪れる人気観光スポットとなっている。

 1千年以上の歴史の中でスサノオや弁慶の伝説が残るほか、豪族赤松氏の居城置塩城を落として播磨を平定するのに秀吉と官兵衛が陣を張ったことでも知られる。ハリウッド映画『ラストサムライ』の撮影が行われたことも記憶に新しい。

 この円教寺境内一帯で11月12〜14日の3日間、恒例の「もみじまつり」が行われるが、今年は少し趣を変え、中日の13日に迫力ある和太鼓の特別奉納公演が行われることになった。

 播磨を拠点に世界で活躍する和太鼓奏者で舞台芸術家の「陽介」を中心に、太鼓芸能集団「鼓童」出身のメンバーで編成されたスペシャルユニットによる渾身の演奏「紡 -TSUMUGU-2021」。昨年からのコロナ禍が世界の様相を一変させたが、こうしたときにこそ未来への勇気と希望を人々に届け、思いを紡いでいこうではないかと立案された企画。僧侶による天台声明も行われ、芸能の域を超えた祈りの公演である。

世界を股にかけて活躍中の和太鼓奏者、陽介

 公演は円教寺の常行堂舞台を会場に午後4時半開演、午後6時終演(小雨決行)。鑑賞無料だが、山上へのロープウェイ乗車料(往復1千円)と入山料(志納金500円)が必要。秋色に染まった円教寺での特別奉納公演、紅葉狩りを兼ねてぜひ訪れてほしい。(播磨時報社)

特別奉納公演の舞台となる国指定重要文化財「常行堂」

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