さらに「探求の室」では、壁一面に描かれたカラフルなタコの絵にワクワクする秘密が隠されている。館内各所には映像キャラクターが登場。アカメアマガエルの「アンドレス」、アンモナイトの「アンモーン長老」、ニホンカワウソの「お景(おきょう)」らが来館者と会話しつつ、施設案内やクイズ、おみくじなどで楽しませてくれる。
地元企業「フェリシモ」がデザインしたスタッフユニフォームもユニーク。館内にいる、ある生きものがモチーフだそう。ぜひスタッフに尋ねてみてほしい。
ミュージアムショップもかなりの充実ぶりだ。飼育員監修のリアルなぬいぐるみやオリジナルデザインのグッズ、スイーツのほか、地元ブランドの「神戸紅茶」「ナガサワ文具センター」「シーキューブ」「JIB」とのコラボ商品もそろう。一部は公式オンラインショップでも購入できる。
館長の中山寛美さんは「新感覚の都市型水族館。デジタル技術や舞台美術を使って、現実には存在しない世界を演出します。没入感を体験していただきながら、生きものたちの息遣いを感じてほしい」とアピールする。
アトアは10月29日(金)午前11時オープン。通常営業は午前10時~午後9時。定休日なし。(施設メンテナンスのための臨時休業あり)入場料は大人2,400円、小学生1,400円、幼児800円で3歳未満は無料。
神戸ポートミュージアム1階には、アトアの大型円形水槽を下から鑑賞できるフードホール「TOOTH TOOTH MART FOOD HALL&NIGHT FES(トゥーストゥースマート フードホール&ナイトフェス)」や、クラシックカー展示もあるブライダルサービス「VOYAGE KOBE(ボヤージュコウベ)」も併設されている。29日はオープンに先立ち、久元喜造神戸市長やブライダルファッションデザイナーの桂由美さんらを迎えて開業式が行われる。