県内の医療機関や医療従事者を支援しようと、JA共済連兵庫が2021年3月以降、県の支援基金へ独自の寄付を続けている。寄付金の総額は、21年10月末時点で約670万円にのぼる。
JA共済の生命総合共済、建物更生共済、自動車共済の新規契約件数1件あたり100円を、JA共済連兵庫の積立金の中から、「ひょうご新型コロナウイルス対策支援基金」に寄付するもの。2021年3月から同年5月末の第1期には271万1,200円を、6月から8月末の第2期には400万5700円を寄付した。
10月26日には第2期分の受領式が神戸市内であり、JA共済連兵庫運営委員会の福本博之会長が「県内の医療機関・医療従事者の支えとしてお役立ていただき、1日でも早く安心して暮らせる日が訪れることを祈っている」などと述べ、寄付金を手渡した。
受け取った、兵庫県農政環境部の寺尾俊弘部長は、「大台(1千万円)に乗るのではないかという期待もある。まだまだ先が見通せない状況だが、寄付金を有効に活用させていただく」などと感謝の言葉を述べ、感謝状を手渡した。
なお、JA共済連兵庫は、「9月は緊急事態宣言期間中であったし、第6波の懸念もある」などとして、21年9月から12月末までを第3期に設定し、同様の寄付を続けるという。