県内7つの地区大会を勝ち抜いた男子40校、女子30校が出場する兵庫県高校駅伝大会(男子第76回、女子第38回)が、11月7日(日)に丹波篠山市で開催される。12月26日(日)に京都で行われる全国大会出場、「都大路」への切符をかけて、男女それぞれが丹波路を激走する。
男子(7区間42.195㎞)は、今年の地区大会最高タイムが、2時間7分38秒を記録した西脇工業(前年度、県3位)。須磨学園(前年度、県1位)の2時間8分34秒、報徳学園(前年度、県2位)の2時間9分4秒が続き、県を代表する強豪3校を軸にした優勝争いが今年も予想される。男子の1区(10㎞)には、各校とも5000メートルを14分台で走る高速ランナーが登場するため、激しい先頭争いが繰り広げられそうだ。
一方、女子(5区間21.0975㎞)は前年覇者の須磨学園が、今年も地区大会最高の1時間11分35秒。これを追うのが西脇工業(前年度、県2位)の1時間12分29秒と、津名(前年度、県4位)の1時間15分2秒だ。
県大会初出場は男子が龍野北と加古川北。女子は山手、尼崎稲園、関西学院。
県大会の上位10校(淡路地区の1校を含む)は、全国大会の前に、兵庫県南あわじ市で開かれる近畿地区大会(11月28日)に出場する。こちらの出場権争いも注目だ。
毎年、熱い戦いが繰り広げられる高校駅伝だが、新型コロナウイルスの感染拡大第5波のため、本格的な練習が可能になったのが10月に入ってからという学校も多く、難しい調整のなか本番を迎える。今年はどんなドラマが生まれるのか、そして「駅伝王国・兵庫」復活は……?
兵庫県高校駅伝競走大会は11月7日(日)、男子は午前10時10分、女子は10時20分に丹波篠山市の中心部・大正ロマン館前をスタート、篠山鳳鳴高校をゴールというコースで開催される。今年も新型コロナウイルス感染防止対策のため、主催者は沿道などでの応援を自粛するよう呼びかけている。
大会の模様は、7日午前10時から、ラジオ関西で実況中継される。