ハマった社員が自ら制作、ポイントは「沿線愛」と「難しすぎないこと」 能勢電鉄のリアル謎解きゲーム

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 兵庫県川西市や能勢地方を走る私鉄ローカル線、能勢電鉄。川西能勢口と妙見口、日生中央を結ぶ、通称「のせでん」では、2022年3月末まで【のせでんめぐるリアル謎解きゲ-ム「森の妖精とおじいさんの箱」】が開催されている。

 謎解きゲームは昨今ブームとなっており、各地の私鉄などが取り組んでいるが、この「のせでん」は他の沿線の謎解きとは異なっているという。

「実はこの謎解きを社員が作っている」というのは、能勢電鉄の鉄道営業課・広岡道也さん。今回で3回目となる同イベントでは、「最初、謎解きを専門にしている制作会社にオファーしようと考えていたが、なかなか費用的な面などを考えると難しく、どうしようかと思っていたところ、謎解き好きの社員がオリジナルの謎解きを考えた」。

 テストでの実施の際は、謎解きの最中で誤った解釈などが発生し、本来たどり着く場所ではないところに参加者が行ってしまうなど、アクシデントもあったそう。それでも、「現在ではクオリティーも上がってきて楽しんでいただいている」と胸を張る。

 また自前で謎解きを作るメリットも大いにあるようだ。広岡さんはその利点を2つ挙げる。

 1つは「難しくなりすぎないこと」。「のせでん」は沿線の終着駅・妙見口から、妙見の森ケーブルの黒川駅につながっており、その先にある行楽地の「妙見の森」には、週末にはファミリーが多く訪れる。一般の謎解きは成人向けとして作られているため、ある程度経験や知識が必要で、よりその難易度は年々上がってきているが、「この謎解きは社員が作ることであえて、ファミリー層でもお子さまと保護者が協力して一緒に回答できる」利点があるという。さらに、謎解きゲームの初心者にも、その入口として楽しめる内容だ。

妙見の森にあるシグナス森林鉄道

 2つ目は「沿線愛」。やはり自ら能勢電鉄で働くからこそ、スタッフの沿線への愛は誰よりも深い。「だからこそ、その魅力をよりダイレクトに伝えることができる謎解きを参加者にお届けすることができる」。

のせでん

◆のせでん(能勢電鉄)
【公式HP】

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