宝塚歌劇団OGで元宙組娘役の伶美うららが、11月8日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西、月曜午後8時〜)に出演し、近況や宝塚時代の思い出について語った。
宝塚歌劇団を退団後、数多くの宝塚歌劇団OGが名を連ねたメモリアルコンサート『越路吹雪に捧ぐ〜トリビュートコンサート』に出演したり、単独朗読劇をセルフプロデュースしたりするなど、現在も挑戦の日々を送っている伶美。8月と10月には、社交ダンスと演劇をコラボレーションさせた舞台『イッツショータイム!!』に出演し、社交ダンスに初挑戦した。パーソナリティーの小山乃里子に舞台の手応えについて聞かれると、「娘役として(男役と)組んで踊るというのは現役中にたくさんあったのですが、(この舞台では)男性の方と組ませていただいて。社交ダンスの独特のリードと一体感というか、『2人で1つの踊りを見せている』というところに触れて、すごく勉強になりました」と振り返った。
宝塚歌劇団に入団するきっかけとなった出来事も明かし、「初めて宝塚を見たのが小学5年生の時だったのですが、ショーの華やかさと舞台のエネルギーというのがすごくて」と、当時の興奮を熱量そのままに語った。
また、瀬央ゆりあ(11月1日放送回に出演)をはじめとした同期とは現在も交流が続いており、公演にも心躍らせながら足を運んでいるといい、「同期ということが誇りでもありますし、みんなの成長を見るのが本当に楽しみ!」と宝塚への変わらぬ愛を語った。
初舞台から宙組に在籍した伶美。小山から「今振り返って、宝塚時代はどんな思い出がありますか?」と投げかけられると、「宙組の上級生の方って本当に温かくて。素晴らしい環境のなかで私は育てていただいて、勉強させていただいたんです。舞台に対する気持ちであったり立ち方であったり、いろいろな方と組ませていただいたことによって、自分もいろんな引き出しができたなというのが、今感じていることですね」と、感謝の思いをにじませながら、現在に至るまでの経験を思い返した。
来年以降も舞台などへの出演が控えているうえ、ハンドメイドアクセサリーの製作やワークショップも行っているとのこと。今後も伶美の活躍から目が離せない。