――運動中の事故を防ぐためには、どんなことに気をつければよいでしょうか?
まず、体調の悪いときは運動を中止してください。そして、運動する時間帯に気を配ることです。また、運動を始めるときは準備体操などから行い、徐々に脈を上げていくように段階を踏むことも心がけていただきたいですね。
――急に環境を変えたり、体に負荷をかけたりしないことがポイントのようですね。となると、運動を止める時にも注意が必要でしょうか?
そうですね。少しずつ呼吸や脈拍を整えてから終了するのが望ましいです。整理体操やストレッチもおすすめです。運動前後に脈拍をチェックし、運動中もこまめに体調を確認しながら行うようにしましょう。
◆吉田泰久 社会医療法人榮昌会 吉田病院 / 理事長兼院長 /
1952年12月の開設以来70年近くにわたり、神戸市の救急医療のなかでも脳卒中患者の診療を主に担い、急性期から回復期、在宅まで一貫した脳卒中治療を提供している。
診療科は、脳神経外科、脳神経内科、内科、循環器内科、リハビリテーション科