鍋でしょうゆ出汁を煮立たせ、山の芋きんちゃくと適当な大きさに切った具材を入れます。きんちゃくの中身が余ったら、スプーンでひと口ぶんずつすくってお出汁に投入してもOK。つなぎ無しでもしっかりお団子になります。そして10~15分ほど煮込めば「山の芋きんちゃくなべ」のでき上がりです。
ホクホクに温まったきんちゃくをほおばると……お出汁を吸ってジューシーなお揚げの中はもっちもち! 角切りの山の芋とプリッとしたエビ、軽い歯ごたえの枝豆が食感の良いアクセント。山の芋自体にコクがあるのも感じます。枝豆をちょっとぜいたくに「黒枝豆」にして、丹波篠山の味を満喫するのも良いかもしれません。
同じリーフレットに載っている「山の芋のチーズ肉まき」は、塩コショウした薄切りの豚肉に大葉とスライスチーズを乗せ、細切りの山の芋とにんじん(少し下茹で)を巻いてフライパンで焼くだけ。ホクッ、シャキッと、山の芋独特の食感を楽しめます。お好みで、わさびマヨネーズなどタレやソースを添えて。
さらに甘辛煮にしてみようと、豚ばら、大根と一緒に2時間煮込んでも煮崩れせず、ほっくりと仕上がったのには驚きました。他にも、とろろご飯、山かけ、お好み焼きといった定番に加え、コロッケ、揚げ団子すまし汁、チップスなど、アレンジ次第でさまざまな料理に活用できるそう。
丹波篠山の盆地特有の気候と肥沃な土壌が生む山の芋。丹波篠山市内のJA直営店のほか、オンラインショップでも購入することができます。また、11月28日(日)には、山の芋の魅力を紹介する「丹波篠山 山の芋」オンラインツアーが実施されます。山の芋付きのコースもあるようです。詳しくは兵庫県の公式サイトで確認できます。
※1 リーフレットのレシピには分量も記載されています。