4年ぶり新作 ディズニー・ミュージカル『ミラベルと魔法だらけの家』を深読みすると… | ラジトピ ラジオ関西トピックス

4年ぶり新作 ディズニー・ミュージカル『ミラベルと魔法だらけの家』を深読みすると…

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「この家には知られてはならない秘密がある」

 秘密とは何なのでしょうか。ミラベルは勇気を出して立ち上がります。

「私が魔法を救ってみせる」
「魔法の力がないからこそ、どんなことも私ならできる」

 魔法を持たない普通の少女・ミラベルはこのピンチにどんな行動をするのでしょうか……。

==●Group=

 ディズニー最新作のミュージカルアニメです。陽気なラテンの音楽が鮮やかな映像に散りばめられていて、魔法に包まれたミラベルの家で床や引き出しや階段がリズミカルに動く様子に、見ているこちらも自然と体を揺らしたくなります。

 このストーリーに出てくる魔法のギフトとは、人それぞれの性格や特技、才能など人を喜ばせる魅力的な個性を表しています。ヒロインのミラベルは華やかな魔法や特別なパワーを持っていない普通の女の子として危機に立ち向かうのですが、彼女にはみんなを救うために行動を起こす勇気があって、これこそが本当の“ギフト”なんだ、というメッセージがこの作品に込められています。

 監督は「ズートピア」を手がけたバイロン・ハワードとジャレド・ブッシュ。「ミラベルのように特別な才能がなくても自分にできることをみつけることで、あなたの家族や大切な人たち、そしてあなた自身がすでに持っている“特別ななにか”に気づいてもらえたらうれしく思います」とメッセージを寄せています。

 音楽は「モアナと伝説の海」のリン=マニュエル・ミランダが務めました。

 作品の背後に隠したテーマとして難民問題を置き、魔法に包まれた家は内戦で街を追われた難民の理想郷だとする見方もあるそうで、とても興味深いです。『ミラベルと魔法だらけの家』は全国ロードショー公開中。(SJ)


【公式サイト】

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