若者を中心に、多くのユーザーが利用している動画投稿アプリ「TikTok」。音楽やダンス、グルメ、言葉などさまざまなトレンドがここから誕生し、世界中に広がっていきます。その中でも2021年に流行した「卒アルお父さん」はご存知ですか? 「TikTok流行語大賞2021」のノミネート30ワードにも選ばれたこの言葉について紹介します。
「卒アルお父さん」とは、息子・娘が父親の卒業アルバム(青年時代)の写真と現在の姿を比較する、ビフォーアフターの動画のことです。
多く投稿されているのは、はじめに家の中にいるお父さんの動画を「お父さん、昔はかっこよかったんだぞ」「昔はモテモテだったらしい」などの文字といっしょに見せて、次に青年時代のかっこよく映った写真をスライドショー形式で表示するものです。
今と昔の見た目のギャップがあるほど、反響も大きいです。なんと「#卒アルお父さん」をつけてTikTokに投稿された動画の累計再生回数は5億回を突破したとか。
ちなみに「TikTok流行語大賞2021」には、ほかにも大ヒットした歌手・Adoのメジャーデビューシングルから「#うっせぇわ」や大人気コミック原作のアニメ作品『東京リベンジャーズ』のセリフから「#日和ってる奴いる?」、ある説が本当かどうかを検証する動画企画で使う「#TikTok検証」などがノミネートされています。
「#卒アルお父さん」は大賞を獲るのでしょうか……? 投票期間はすでに終了しているのですが、結果は12月8日に発表されるそうです。
動画にして投稿するかは別としても、昔の写真を見て「お父さん、こんなにかっこよかったの!?」と盛り上がるのは素敵ですよね。ぜひ家族で楽しんでみてください!
(文=Lovelys)