コロナ禍で、「もうあかん!」という状況にある人を支援する団体に寄付を届ける「ひょうご みんなで支えあい基金」では、3回目の助成に向けて、個人や企業、団体から広く寄付を募っている。
新型コロナウイルスの感染状況は11月末現在、落ち着きを見せているが、苦しい状況にあったり、孤立したりしている人が少なくない。高齢者やシングルマザー、DV被害者、外国人、障がい者など、普段弱い立場にある人が、さらに厳しい状況に追い込まれている。そのような人たちを支援する活動は引き続き行われているが、その団体も多くが苦しい状況にあるという。「ひょうご みんなで支えあい基金」はそうした団体に寄付を届け、活動を助成する。
「ひょうご みんなで支えあい基金」は、これまでに2回にわたり県内の団体の42件の活動に、計720万円を助成してきた。今回は500万円を目標に、12月25日まで寄付を募る。寄付はクラウドファンディングの他、銀行振込やクレジットカードなどでも受け付ける。そして、来年(2022年)2月をめどに助成を希望する団体を募るという。
プロジェクトの運営団体・公益財団法人「ひょうごコミュニティ財団」の代表理事・実吉威さんは「今はコロナ禍で苦しむ人が多いが、コロナの後も団体が活動を続けられるよう支援していきたい」と話す。
なお、寄付は公益財団法人「ひょうごコミュニティ財団」への寄付として税制優遇の対象となり、税額控除により最大で寄附金の50%が税控除される。寄付に関する詳細は、「ひょうごコミュニティ財団」のホームページに掲載されている。