そのなかで、特に、今季スーパーサブとして機能しているDF守屋都弥選手を近藤が称えると、「起用法に対しては本人がもしかしたらネガティブなイメージを持っているかもしれないけど、彼女みたいな選手が先発だったり、サブにいるという状況は心強い」と、星川監督もユーティリティーな活躍ができる背番号2の存在を評価していた。
一方で、仙台L戦後に、星川監督は残念な思いをしたという。メディア向けの試合後記者会見で、監督に対しての質問が一切出ないまま、早々に会見が終わってしまったのだ。「あれは結構ショックでしたね。みんなが頑張ってきたこともあり、絶対に今日は話さなければいけないことが多いだろうなと思ったんですが……。総括だけで終わることってあまりなくて……」。試合後には、その思いを自身のSNSでツイートし、問題提起をしていた。「選手みんなが頑張ってきて、(試合への強い)思いがあったので、僕はツイートしちゃって。心配だったから。サッカーの首位攻防戦で、首位のチームの無敗が止まったというなか、『もうちょっと何かあっても……』と。それが僕らのチームじゃなくてもいいんですよ。浦和(三菱重工浦和レッズレディース)とベレーザ(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)の開幕戦とか、浦和と仙台の試合とかもそうでしたが、僕らももっと(意見を)知りたいので」と述べ、メディアに協力を求めていた。
番組の最後に、「(コロナ禍で)あまり観客の皆さんの前でなかなかプレーできない時期が続き、今はちょっとずつ改善されてきましたが、(初代女王など)そういう期待に応えられるよう、選手一同がんばっているので、ぜひまたスタジアムや動画配信を通じて応援してください!」とサポーターに呼びかけた星川監督。ヨーロッパでも指導者として経験を積み、近年のサッカーのトレンドも取り入れるなど、選手とともにどん欲に上を目指す45歳の智将の采配や言葉には、これからも注目だ。
今日はありがとうございました。前に出演させていただいたのがいつか覚えていないほど久々ぶりで、、シーズン中はなかなか話せない事もあり色々難しいのですが、今日の収録は出演者の方々に良い雰囲気を作ってもらいとても楽しかったです。これからも引き続きINAC神戸の応援よろしくお願いします! https://t.co/Khz0UmgB81
— 星川 敬 Kei Hoshikawa (@keihoshikawa) November 29, 2021