医療従事者への支援に役立ててもらおうと、阪神タイガースが兵庫県に約900万円を寄付した。阪神は、2021年の6月と7月の2度、医療従事者支援企画試合『HEALTH CARE HEROES GAME Supported by Joshin』を開催。その際には、選手が着用したTシャツやキャップ、試合球や各塁のベースなどに医療従事者への感謝を伝える「青色」を使用したが、それらにサインを入れてチャリティオークションに出品するなどして900万9,673円を集めた。
![兵庫県庁を音連れた坂本誠志郎選手(下段中央)、荒木一聡副知事(下段右)ら。荒木副知事らが手にしている青色のTシャツは、選手らが企画試合で着用したものと同モデル(10日午後=兵庫県庁)](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2021/12/DSC00078-1024x768.jpg)
10日には、阪神タイガースから選手を代表し、坂本誠志郎選手(養父市出身)が県庁に目録を持参。荒木一聡・副知事からは、知事からの感謝状が手渡された。坂本選手は、「今の難しいコロナ禍の中で、寄付をすることが大事なのではなく、医療従事者に気持ちが届けばいいな、と思っている。(来シーズンからキャプテンに就任するが?)甲子園に足を運んでくれる機会が増えればいい。勝ちにこだわって優勝を目指し、ファンと一緒に喜びを分かち合いたい」と力強く話した。
なお県は、2020年4月から「ひょうご新型コロナウイルス対策支援基金」へ寄付の受入を開始。21年11月末時点で、約6億9千万円の寄付が集まっている。