◆「相手にゴールを決められても、すぐ気持ちを切り替えられますか?」
【飯倉選手】 すごい質問ですね! 飯倉選手はですね、決められたら、ずーっとへこんでます。悔しくて悔しくて、ずっとへこんでるんですよ、本当は。だけど、GKって、1点ゴールを決められても、強くいないといけない、みんなから頼ってもらわないといけないというポジションだから。点を取られても、自分がミスをしても、どんなときも、みんなの前ではかっこよくいようと。そういうふうに心掛けているんです。ただし、失点してしまったら……うーん……1週間くらいはへこんでいます(苦笑)。
◆「ごーるきーぱー、ぼーるはこわくありませんか?」
【飯倉選手】 飯倉選手も怖いです。怖いんだけど、GKって1人しかできないから、1人でゴールを守らないといけないでしょ。飯倉選手とか前川(黛也)選手、広永(遼太郎)選手、伊藤(元太)選手は、みんなのゴールを守るために、ボールは怖いけど、一生懸命身体にぶつけよう、ゴールを守ろうと、身体を張っているんだよ! 試合のときは怖くはないんだけど、練習のときはすごく怖いかな……(苦笑)。
◆「どうしたら2時間も集中して守れるんですか?」
【飯倉選手】 2時間も集中するのは難しいよね。授業ではだいたい何分くらい勉強する? (45分くらい)45分くらい集中するの、難しい、簡単? (45分集中するのはできます!)すごいな! 飯倉選手はね、45分をもっと細かくして、集中してます。なんでかというと、ずっと集中できれば一番いいんだけど、集中できないときもあるから、そういうときは、5分とか10分で自分のプレーに集中して、5分たったら、次の5分また集中しようと。前半10分になって、まだ10分だなと思ったら、次は20分まで集中しようみたいな感じで、少しずつ自分ができる、集中がどんどん上がっていくように、自分で設定しているんだよ。だから、90分でみると、すごく長いんだけど、10分とか20分とか30分で飯倉選手は集中して、ちょっと10秒とか20秒とか、(敵陣での)コーナーキック(CK)やスローインとか、そのときに少しだけ休憩して、またスイッチを入れて、集中するようにしています。
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オンラインインタビューの一部は、ラジオ関西『GOGO!ヴィッセル神戸』で放送された。