大阪とパリのシンボルが競演 イラストレーター・中村佑介作の「大阪国際女子マラソン」新ビジュアル | ラジトピ ラジオ関西トピックス

大阪とパリのシンボルが競演 イラストレーター・中村佑介作の「大阪国際女子マラソン」新ビジュアル

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 来年2022年1月30日に開催される「第41回大阪国際女子マラソン」(主催:産経新聞社ほか)の新ビジュアルを、兵庫県宝塚市出身のイラストレーター、中村佑介さんが手がける。22日、大会事務局が発表したもの。

「第41回大阪国際女子マラソン」新ビジュアル(画像提供:大阪国際女子マラソン事務局)(C)YUSUKE NAKAMURA

 中村さんは、女性の横顔をメインに据えた緻密なイラストで人気。ASIAN KUNG-FU GENERATION、さだまさし、ゲントウキ(兵庫県姫路市出身)のCDジャケットや、『謎解きはディナーのあとで』、『夜は短し歩けよ乙女』、音楽の教科書などの書籍カバー、ロッテ『チョコパイ』、『浅田飴糖衣』等の食品パッケージ、阪急電車のラッピング電車、アニメ『四畳半神話大系』のキャラクターデザインなど、これまでの作品は多数。画集『Blue』は、イラスト集としては異例の累計約10万部を記録している。

 テレビやラジオ、雑誌など各メディアへの出演や掲載も多い。ラジオ関西(兵庫県神戸市)では、レギュラー番組『中村佑介の一期一絵』(2018年4月~2021年3月放送)を担当した。

中村佑介さん。ラジオ収録時のようす(ラジオ関西)

 また、大阪に住み続けることにこだわりながら、活躍の場を世界へと広げている。台湾やアメリカなど海外でのサイン会のほか、2018年には、アメリカ最古の美術大学「MICA(マイカ)」からの招へいを受けて同大学で講義を行った実績もある。

 今回のイラストについて中村さんは、「大阪というにぎやかな街で開催すると同時に、2024年パリオリンピックへの布石であることも踏まえ、女性マラソンの躍動感と華を表現しました」とコメント。「まだコロナ禍だからこそ、選手たちのように、その一歩は小さいかもしれませんが、少しずつ少しずつゴールに近づいているんだ、ということが信じられるエネルギーとして共有できれば幸いです。どこにいても、みんなで見れますように」とビジュアルに込めた思いを語った。

 加えて、公式ツイッターで「パリへの布石というのもありますが、初代通天閣はエッフェル塔と凱旋門を合体させたような姿だったのです。そしてサイン会で訪れたシャンゼリゼ通りは、とりわけ御堂筋と似ていました」と、制作の背景となった自身の体験を明かした。

 「第41回大阪国際女子マラソン」は、2022年1月30日(日)昼の12時10分、ヤンマースタジアム長居(大阪市東住吉区)で号砲が鳴る。大会は、世界選手権(2022年7月、アメリカ・オレゴン州で開催)の代表候補争いが主軸で、2023年秋に行われる2024年パリオリンピック代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場権もかけた、熱い戦いが予想される。


【中村佑介 公式サイト】
【大阪国際女子マラソン 公式サイト】

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